人気の旅館浴衣「風香」シリーズ。この浴衣を見ると、色々な事を考えさせられます。
旅館浴衣は、どこで製造されたかで品質が変ります。
一番品質が良いのは、浜松で作られたもの。次が浜松以外で作られた日本製。悪いのが海外で作られた商品。なので「○○製」の表示は入れなくてはいけないと思うのですが、まぁ業界的には法律で決まっているわけではないので、販売者の良心にかかっています。
ちなみに人気の「風香」シリーズは、中国製。
けど「中国製」の表記をきちんとしているところは少ない・・あっても、小さくわかりにくくなっていたりします。
Yahoo!ショッピング 風香浴衣
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/c9f7b9e1a5.html
業務用の浴衣は、繰り返し洗濯をして使われます。また不特定多数の老若男女が着る浴衣でもあります。
耐久性の高い、誰が着てもおかしくない、でもそこで清潔感があり、品のあるような浴衣を制作するよう心がけていますが、この風香シリーズは真逆を行きます。
でも売れている、流行っている現実。
結局、見た目が良くてきれいなカタログや宣伝方法なのかな。
「愚痴を言っても仕方ないし愚痴を言うと自分が下る」「わかっている人はちゃんとわかっている」とも言いますが、黙っていた結果が浜松の旅館浴衣業界の衰退を引き起こしたわけで、ある程度は声を挙げていかないといけないと思っています。
「でもあなただって風香の浴衣売ってるじゃん。あなただって売れるもの売りたいんでしょ」と言われますが、扱っていない商品の事を悪く言えないでしょ。きちんと手にとって品質を見て判断して言っています。またそれを商品ページに記載してもいます。決して根拠のない事を言っているのではありません。
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