最近は中国製の浴衣というと、夢二とか風香とか派手な浴衣が多いのですが、昔からある白地に紺色の定番柄の浴衣のご注文をいただきました。
中国で最初に作り始められた、業務用の旅館浴衣の一種類の「水玉柄」です。
他にも「二本くさり」「三本くさり」「吉原つなぎ」などがあります。
中国製 仕立浴衣 水玉柄:http://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/yukata-c03-5.html
元々中国で旅館浴衣を作ろうとしたのは、コスト削減のため。
そのため安く作れるよう、生地はシーチング(20/20綿)、顔料プリントでプリントされています。
以前はとても安く、リネンサプライの定番浴衣としても使われ、100枚単位で取引されたりもしましたが、今では価格も当時の倍以上になり、定番浴衣としてもあまり使われなくなってしまいました。
旅館・ホテル用の業務用の繊維製品を取り扱っている業者には、とても馴染み深い浴衣。
僕もこの浴衣を見るたびに、色々な事を思い出したりします。
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