今、手ぬぐいというと、ハンカチの一種と感じられているのでしょうか。
まぁ、手を拭くための平織り生地という点ではハンカチと同じですが、ハンカチのように周囲を縫製されているのではなく、切りっぱなしだったり自分で一枚ずつ切り分けたりするもの、と言った意味ではハンカチとは違うものです。
弊社の豆しぼり柄の手ぬぐいは、1反まるっと続いています。
豆しぼり柄 手ぬぐい
http://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/tn-j002.html
そう言えば、ハンカチができたヨーロッパでは、空気が乾燥しているので濡れているハンカチをそのままポケットに入れても、自然とすぐに乾いてしまう、と昔何かの本で読んだ気がします。
それに対して湿度の多い日本では、ハンカチのように周囲を縫うと水切れが悪くなり、そこだけいつまでも濡れたままで不衛生と聞きました。
手ぬぐい、とは日本の生活で生まれたものですので、せめて使い勝手の良い昔ながらの形で使っていただけると嬉しく思います。
0コメント