和装の生地の長さの単位は、”反(たん)”なのですが、1反=○メートル、というふうに長さが決まっているものではなく、1反=着物が1枚作れる長さと言うことで、反物によってその長さは異なります。
で、今回の”疋”は、2反の長さ。着物にすると、1疋で長着(着物)と羽織が作れる長さになります。
袋入りの晒生地は、主に1反で販売されているのがほとんどなのですが、こちらのは珍しい「疋」の長さの有るものです。
Yahoo!ショッピング 真岡晒 日本製 疋物 文規格 5疋セット
:https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/sa-j02-5.html
今の時代の感覚から言うと、「2疋、へぇ~20mくらいなんだ」ということですが、昔の手織りで生地を織っていた時は、縦糸を1反(10~12m)セットするだけでも大変なのにその倍の長さをセットするわけで、「えっ!2反分を一度に織っちゃったの」というちょっと凄いぞ的な感覚です。まぁ、こちらの商品は機械織りですので、大変なことはないのですが。
2反分の長さが有るということは、それだけ色々と使えるわけで、定期的にご購入してくださる方もたくさんいらっしゃいます。
晒生地は手芸材料屋さんでもよく扱われていますが、ほとんどが1反物ですので、疋の商品はやはりネットならではの商品かと思われます。
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