弊社で取り扱っている晒生地ですが、通常の”文”規格、”岡”規格の他に”特岡”規格もあります。
文→岡→別岡→特岡、と晒の品質は良くなっていきます。
晒の品質が良いとは、「目が詰まっていること」「細い糸を使っていること」。
文、岡は20番手糸を縦横に使っていますが、別岡は経糸20番手、緯糸30番手。
特岡になると縦横30番手の糸になります。
20番手の糸は世界的に一番流通している糸ですので値段も安くなりますが、30番手になるとそれ程流通しておらず、価格も高めになります。
細い糸を使うと、たくさんの糸が必要になる点、細い糸の方が糸質が良い点などから高品質となります。
松華扇晒 :http://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/sa-j12.html
「厚い生地の方が良いモノ」みたいな事を言う方が多いのですが、うーん・・・あれはどこから来たのでしょうか。
不思議な常識(?)の一つです。
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